溶接

加工方法

樹脂・プラスチックの溶接加工とは

金属の加工方法としてのイメージが強い溶接加工ですが、プラスチックの加工にも利用されます。溶接加工は細い棒状の「溶接棒」を使用します。初めに溶接箇所にC面取りを行います。そこにΦ3程度の大きさで溶接箇所に必要な長さで当て、加熱(熱風溶接)によって溶接棒を溶かしながら、母材同士の接点に押し当てて接合します。この溶接棒は基本的には溶接したい材質と同じ材質のものを使用しますが、色は透明、アイボリーやグレーなどご希望に合わせることができます。最終的には母体と溶接棒が一体化され、Cを取った箇所に溶接棒が半分ほど埋まり、溶接棒の箇所は少し膨らんだ仕上がりになります。

溶接

溶接と似た加工方法に、「溶着(接着)」がありますが、溶接とは加工方法が異なります。溶着は専用の接着剤を使用し、注射器のようなもので接着剤を母材同士の間に流し込み、その接着剤によって樹脂の表面を溶かし、母材同士を接合する加工方法です。

溶着だけでは強度的に不安な部分や、気密性が必要となる箇所には溶接加工が適切です。パイプや薬液槽など、水や空気が漏れることを防ぐ目的で使用されます。溶接の仕上がり具合や強度は、加工者の技術力によるところも大きいです。湯本電機では溶接加工の実績も多数ございますのでご相談ください。

溶接加工が可能なプラスチック素材

プラスチック素材で溶接加工が可能なのは下記の素材です。

PVC(塩化ビニル)
PMMA(アクリル)
PET(ポリエチレンテフタレート)
PC(ポリカボネート)
PP(ポリプロピレン)
PE(ポリエチレン)

樹脂加工・プラスチック加工は湯本電機にお任せ下さい。
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湯本電機では切削加工から3Dプリントまで、様々なプラスチック加工に対応しております。
対応可能な加工については「プラスチック加工・樹脂加工 加工方法一覧」へ。

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