すべり特性
樹脂・プラスチックとすべり特性
すべり特性とは、摩擦係数が低く、滑りやすい性質のことを指します。すべり特性が高い材料が求められる環境は、荷重が大きい箇所、摺動部、汚れが嫌われる箇所などです。摩擦係数が低いということは、摩耗が少ないということなので、部品自体の寿命も長くなります。また、摺動部にはスム-ズな動きが求められるため、ひっかかりなどによる故障も防ぐことが可能です。
一般的に有名な樹脂材料では、PTFE(テフロン)がすべり特性に優れています。食品業界では群を抜いて使用される材料です。工業的には超高分子量ポリエチレンもすべり特性に優れています。すべり特性がもとめられるガイドレールや、搬送用のロ-ラ-に良く使用される材料です。超高分子量ポリエチレンはPTFE(テフロン)に比べて寸法安定性に優れており、さらに加工がしやすいという利点があります。そしてPTFE(テフロン)に比べて材料代が安価なことから、工業的には超高分子量ポリエチレンが使用されることも多くあります。
最近では、MCナイロンやPOM(ポリアセタール樹脂)でもすべり特性を向上させたグレ-ドが出てきており、加工性、使用環境に合わせて今まで以上に柔軟な材料選択が可能になりました。また金属のすべり特性を向上させたい場合には、テフロンコーティングを施すことでテフロンの持つすべり特性を金属付与することができます。テフロンコーティングにも種類がありますが、非粘着性の種類のコーティングを採用することが必要です。
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