自己消火性
物性
火災のリスクを軽減する自己消火性
耐燃性を表す程度は、不燃性・難燃性・自己消化性・遅燃性の4種類があり、自己消火性はその中の1つです。自己消火性とは大気中で熱源が無くなった際に自ら消化する性質のことです。火源があると燃え続けますが、火源が無くなると燃焼を継続しません。
燃焼の基準となるのが、材料の燃えやすさを表す酸素指数です。酸素指数とは、プラスチックが燃焼し続けるために最低限必要な酸素濃度を測定し、その数値をパーセンテージで表した指標です。材料によって酸素指数は違い、酸素指数の値が22%以下であれば燃える材料であるということが分かります。指数27%以上になると燃えにくく、難燃性樹脂ということになります。その間の指数23~27%に当てはまるのが自己消火性です。
酸素指数より、自己消火性樹脂の例をあげるとナイロン66、PC(ポリカボネート)、PVC(塩化ビニール)などが当てはまります。プラスチックは電子部品や電気機器内部品、電線ケーブルなど発火の可能性がある箇所の部品として使用されることが多々あります。そのような箇所に可燃性の樹脂を使用してしまうと発火の恐れがあるので、大事故に繋がる可能性もあります。自己消火性樹脂は、その材料そのものが発火したり着火することはないので火災のリスクが減ります。
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