プラスチックの歴史
プラスチックの歴史
プラスチックの発祥はアメリカ合衆国で、今からおおよそ100年くらい前に遡ります。それ以前は天然樹脂が汎用的に用いられており、500年以上前には天然アスファルトを使用していた痕跡も見つかっています。
プラスチックを最初に発明した人物はアメリカ合衆国のジョン・ハイアット氏で、ビリヤード球を作る材料の研究をしている最中に偶然にも薬液をこぼしてしまい、その薬液が硬化してしまったのが始まりです。この一番最初に発見されたのが「セルロイド」と呼ばれる物質です。セルロイドは当時、様々な用途に使用され出回るようになりました。
1900年代初期には積層樹脂の「ベークライト」がベルギーで発明され、第二次世界大戦前になると人造絹糸と並んで、世界トップレベルのシェアを占めていました。
ベークライトは100年以上経った現在でも、電気絶縁材料として幅広く使用されています。ちなみに、ベークライトの切削加工は難易度が高く、加工会社が多くありません。当社ではベークライトの切削加工による部品加工も行っておりますので、ご相談ください。
ベークライトの発明から30年後には、イギリスでポリエチレン樹脂、アメリカ合衆国でポリアミド樹脂が発明され、デュポン社が「ナイロン」という名称で大量生産を開始しました。
この同時期にドイツとアメリカ合衆国でポリ塩化ビニル(PVC)が工業生産段階に入っています。プラスチックが工業分野で用いられるようになったのは1930年代前半で、プラスチックの歴史はまだ浅く、今後の発展の余地は大いにあります。
プラスチック素材の発祥の流れ
現在世に出回っているプラスチックの発祥の流れをまとめると下記のようになります。
ベークライトなどの合成樹脂
↓
PVC、ABS、PMMA、PP、PEなどの「汎用プラスチック」
↓
PC、POMなどの「エンジニアプラスチック」
↓
PEEK、PPなどの「スーパーエンジニアプラスチック」
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導電性ポリマーなどの新機能材料
現在では様々な種類のプラスチックが存在し、耐熱性・強度に優れた素材も誕生しています。最近では金属製品だった部品の軽量化を目的に、これらの高機能材料が用いられる機会も増加しています。
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