ピッチ
ピッチとは
切削加工業界における「ピッチ」は、主に以下の2つの意味があります。
・工作機械における加工精度を考慮する上での、ワークの面に沿った縦揺れの振動
・ねじの山と山、歯車の歯と歯の間隔
タップ加工では、ねじのピッチとして使われます。ねじのピッチは、隣り合うねじ山の軸方向の距離をミリ単位で表す重要な指標であり、図面ではP=「数字」と表記されます。ねじピッチの表記がない図面もありますが、これは標準ピッチ(並目)での指示を意味しています。また、並目よりもピッチが小さいものを細目と呼びます。
ねじ山のピッチ
一般的なねじは、螺旋状にねじ山が連続して配置されており、その中心同士の距離がピッチとなります。ねじのピッチは、ねじのサイズや用途を正確に把握するために非常に重要です。例えば、同じねじの呼び径でもピッチが異なれば、異なるナットやボルトを使用する必要があります。ピッチが合わない場合、ねじ山同士が噛み合わないため、締め付けや緩めることができず、正確な組み立てができなくなります。
ねじのピッチは、ミリ単位で表現されることが一般的ですが、特定の用途や産業によってはインチやその他の単位で表されることもあります。ピッチの測定は機械的測定よりも画像測定器のような光学的測定の方が精度がでます。それほど高い精度がいらない場合はピッチゲージと呼ばれる専用の測定器具を使用します。ピッチゲージをねじ山に合わせることで、ピッチを正確に測定することができます。
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