レーザー加工
光を集約させたエネルギーによる加工
レーザー加工は、金属に文字を彫ったり、モチーフや文字などの形に金属を切り抜いたりする加工技術です。レーザー加工は大別すると「除去」「接合」「改善」という3つからなり、加工内容によって更に細かく分けられます。
「除去」=切断・穴あけ・剥離・マーキングなど
「接合」=溶接・ろう付け・ハンダ付け
「改善」=焼入・アニール処理など
【レーザー光の原理】
通常の光は、光源からいろんな方に向き、色はいくつかの色が混ざって、光の波の山と谷はバラバラです。レーザー光は、ほとんど広がることなく真っ直ぐに進み、色は単色で、光の波の山と谷が綺麗に揃っているという特徴があります。レーザー光をレンズなどで集めると、焦点付近のエネルギー密度は増大します。このレーザー光を対象物に向けて当てると、表面温度が急激に上昇し、対象物を融解・蒸発させることができます。イメージするなら、太陽の下で虫眼鏡をしばらく持っていると、紙が燃える。これと同じ原理です。太陽がレーザー光に、虫眼鏡が特殊な専用レンズに変わっただけです。この一連の技術によって、先に紹介したマーキング、切断や穴あけ、溶接、焼入などを行うことができます。
レーザー加工に向いている材質は、加工がしやすいもの、電気を通しやすいもの、という点からアルミニウムが代表的です。銅、鉄、チタンなどもレーザー加工に適しています。レーザー加工のメリットは、直接対象物に触れているわけではないので、対象物にストレスが少ない点、加工領域が狭いので細かい加工に適している点、刃物では加工できないような超硬金属などの加工もできる点があります。また熱による収縮を最小限に抑えることが出来ます。切削加工のように刃を使用しての加工とは異なり、加工時の歪みの発生なども最小限にすることができます。切削では難しい複雑な曲線や切断に適しており、バリ・カエリが発生しません。
製品情報のラベリングにも多く使われています。
プリントだと使用している間に擦れて消えてしまうこともありますが、レーザー加工だとその心配はありません。レーザー加工と用途に適した金属を組み合わせることによって、さらに見た目が綺麗な製品に仕上げることが可能です。
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湯本電機では切削加工から3Dプリントまで、様々なプラスチック加工に対応しております。
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