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耐薬品性

物性

耐薬品性とは

耐薬品性とは、各薬品に対しての耐久性のことを言い、数値が大きいほど耐薬品性に優れていることを意味します。薬品の種類にはアルカリ・酸類・酸化剤・有機溶剤・塩類などがあります。それらに対して溶けたり、膨張したり、反応しないことを耐薬品性があると言います。

耐薬品性

酸に強い樹脂一例

  • PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)
  • PE(ポリエチレン)
  • PP(ポリプロピレン)
  • ABS樹脂
  • PMMA(アクリル)
  • PVDF(ポリフッ化ビニリデン)
  • フェノール樹脂
  • エポキシガラス

アルカリに強い樹脂一例

  • PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)
  • PE(ポリエチレン)
  • PP(ポリプロピレン)
  • PVDF(ポリフッ化ビニリデン)

酸・アルカリの両方に強い樹脂一例

  • PVC(ポリ塩化ビニル樹脂)
  • PE(ポリエチレン)
  • PP(ポリプロピレン)
  • PVDF(ポリフッ化ビニリデン)

耐薬品性の注意点

上記で挙げたものは、汎用プラスチックとエンジニアリングプラスチック(以下エンプラ)のみです。エンプラの中でも特に優れた性能を持っており、耐熱温度が150℃以上で長時間使用できるプラスチックの総称がスーパーエンジニアリングプラスチックです。その中の代表的な素材の1つがPTFE(テフロン)です。PTFE(テフロン)は耐疲労性・耐磨耗性・寸法安定性が高く、ほとんどの薬品に対しての耐性を持ちます。

薬品の種類は多数存在し、その種類によって素材の反応は異なります。一般的に耐薬品性が高いと言われる素材も、特定の薬品に対しては反応する場合があります。そのため、使用環境に応じて問題が発生しない最適な素材を選択する必要があります。

当社では環境や用途によって素材選定のサポートいたしますので、素材の耐薬品性についてお気軽にお問い合わせください。

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