荒加工
加工方法
荒加工とは
荒加工は、機械加工において仕上げの加工代を残した状態まで加工する工程です。これは主にワークの内部応力を解放させる目的で行います。
ワーク内部には熱や外力によって与えられた力が蓄積しています。完成形に近い状態まで削ることで、応力を解放します。応力を解放し、反りや歪みの発生した状態で形状を整えることで、寸法精度を出しやすくなります。高精度が求められる部品や、寸法安定性の低い素材の加工で特に重要な工程です。
また、加工の効率や切削工具の消耗を防ぐ面での目的もあります。ワークの精度を出すには径の小さい切削工具を使用する必要があります。これを削り出す体積の大きい段階から使えば、加工に時間がかかり、工具への負担が大きくなります。そのため加工の段階に応じた工具の使い分けが必要で、荒加工の段階では大きく削り出すのに適した径の大きい工具を使います。
高精度の加工を実現するために、荒加工の後に「中仕上げ加工」と「仕上げ加工」を行います。中仕上げ加工は後加工と仕上げ加工の間に行う工程です。この工程では仕上げ代を0.02mm~0.1mm残して削ります。さらに、切削熱による変形を防止するために小径の切削工具を使い加工ピッチを細かくします。最後に仕上げ加工を行い、研磨加工などによって表面の状態を整えます。より高精度な寸法調整をすることができます。
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