センターレス
センターレスとは
センターレス材とは簡単に言うと丸棒の外形寸法精度が仕上がった材料のことを指します。樹脂・プラスチック、金属にもセンターレス材の規格はあります。
センターレス加工はどのようにされるのか
研削機の構造は筒形状または丸棒状の対象物を研削するための砥石と調整砥石、対象物を固定させる支持刃の3部品からなっております。対象物を砥石と調整砥石の間に挟み、対象物を回転させながら、砥石で表面の研削を行っていきます。この3部品の絶妙な回転運動によって長尺物であっても、均一な精度に仕上げることが可能となります。センターレス材は通常の引抜材よりも寸法精度、表面粗度、真円度に優れており、公差はマイナス100分の5程度に仕上がっています。ただし、その分引抜材よりは価格が高くなっていますので材料選定の際はご注意下さい。
プラスチックであればMCナイロン丸棒、PP丸棒、POM丸棒、金属であればステンレス丸棒などのセンターレス材がよく使用されます。センターレスがよく使用される用途としては自動車のエアコン部品、医療系であれば歯科医療機器、産業用機械の内部のシャフト、ピンなど精密さが要求される箇所に使用されています。
加工内容によって加工者の判断で引抜材ではなく、センターレス材を使用することもあります。例えばΦ20以下で100L以上ある場合など、小径で長いものを加工する際はセンターレス材を使用することが多いです。小径で長さが長いと外形を仕上げる際に、材料がブレて外形寸法の仕上がりにムラが出てしまう場合があります。センターレスを使用すると既に外形寸法が仕上がってるので、加工によって仕上げをする必要が無いので加工時間の短縮にも繋がります。加工方法、材料選定などコストダウンに繋がることもございますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
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