PBT

PBT

# 寸法安定性が高い
# 強度が高い
# 絶縁
# 耐摩耗性が高い
# 耐熱性が高い
# 耐薬品性が高い

名称

PBT(ポリブチレンテレフタレート)

PBTの特徴

PBTは耐熱性に優れたエンジニアリングプラスチックです。吸水性・熱収縮率が低いため寸法安定性が高く、加工精度が出しやすい素材です。

耐候性・耐薬品性にも優れ、あらゆる分野で活躍できるバランスの良い物性を持ちます。さらに価格も安く、汎用的な素材として広く利用されています。

機械的強度

引張強さ(50MPa)・曲げ強度(95MPa)・アイゾット衝撃強さ(39J/m)

耐熱性

連続使用温度120℃~140℃

燃焼性

UL94規格による難燃グレードが「HB」の難燃性素材です。自己消火性はありませんが、燃えにくい特徴を持ちます。

《使用・加工の際の注意点》
強アルカリに弱く、反応します。高温多湿環境では加水分解を起こす可能性があり、熱湯やスチーム中での使用には向きません。

外観

白色。表面光沢があります。着色性が良好なため、用途に合わせたカラーリングができます。

用途

形状確認用の試作品、外装部品、筐体、機構部品類、駆動部の部品、コネクタ、医療部品

PBT加工品の使用例

自動車部品

PBTは有機溶剤やガソリン・油に長期耐性があります。また、難燃剤を添加した自己消火性を持つ難燃グレードの材質も存在し、これは自動車のエンジンなどの部品に利用されています。ガソリン・油への長期耐性、難燃性、寸法安定性・耐熱性・コスト面を複合的に評価した結果、この分野で採用されています。また、PBTの持つ絶縁性・電気特性から、電気自動車の基幹部品にも利用されています。

取扱規格表

板材丸棒
(NC):ナチュラル色
厚み(mm)幅×長さ(mm)外径(φ)長さ(mm)
201,000
301,000
401,000
501,000
601,000
801,000
1001,000
板材丸棒
GF30%(ガラス繊維30%入り)黒色GF30%(ガラス繊維30%入り)黒色
厚み(mm)幅×長さ(mm)外径(φ)長さ(mm)
10500×1,000201,000
15500×1,000301,000
20500×1,000401,000
30500×1,000501,000
50500×1,000601,000
801,000
1001,000

取り扱いメーカー

東レプラスチック精工株式会社

クレハエクストロン株式会社

PBTの加工は湯本電機にお任せください

湯本電機では、PBT切削加工によるオーダーメイドの部品加工を承ります。
当社は1個~数千個の量産までの切削加工による部品製作を行う加工会社です。1個の試作品の製作から、製品の量産段階まで製品開発をサポートいたします。

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湯本電機では切削加工から3Dプリントまで、様々なプラスチック加工に対応しております。
対応可能な加工については「プラスチック加工・樹脂加工 加工方法一覧」へ。

特性

比重耐熱温度電気特性寸法安定性耐摩耗性耐衝撃性すべり特性
1.31140℃絶縁
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